「48キロの球速差は正気じゃない」 バット当たらない…大谷翔平の“プリティ”カーブ
直球とスプリットとの緩急に称賛の声が続々「吐き気がする」
■アストロズ 5ー1 エンゼルス(日本時間12日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地でのアストロズ戦に「2番・投手」でメジャー3度目の投打同時出場。今季最長となる7回を投げ、10奪三振1失点と好投した。100マイル(約161キロ)に及ぶ直球や落差抜群の“魔球”スプリットだけでなく、衝撃の球速差で打者を惑わすカーブも話題に。「98~100マイルとギアアップし、そこからこれが来ることを想像してみてよ。30マイル(約48キロ)の球速差は正気じゃない」と驚きの声が上がっている。
5回裏1死走者なしで、打席にマーティン・マルドナードを迎えての5球目だった。緩く外角に向かって弧を描いたカーブは69.7マイル(約112キロ)を計測。バットはあっけなく空を切った。この1球を「ピッチング・ニンジャ」の愛称で支持される投球分析家、ロブ・フリードマン氏がツイッターで公開。「プリティな70マイルのカーブ」と言葉を添えた。
驚きのスピード差に、ファンも続々と反応。「なんて才能だ!」「吐き気がする」「脱帽だよ」「MVPを獲得するね」などと称賛の言葉が並んだ。マウンド上での頼もしさだけでなく、バットでは4打数1安打をマークし、降板後は右翼の守備についた大谷。リアル三刀流は、ファンを驚かせ続けている。