「一時期は何もできなかった」ハム高山、シート打撃で鋭く落ちるスライダー
一時期は納得いくボールが投げられず…
今年でプロ2年目になる日本ハムの高山優希が、21日のシート打撃に登板した。
大阪桐蔭ではエースとして2年秋の近畿大会を制し、秋の明治神宮大会で準優勝。3年生になると、腰痛もあり思うようなピッチングができないまま高校野球を終えたが、威力のあるストレートは150キロをマークし、能力の高さがうかがえる。
ドラフト後にヒジの位置をやや上げたフォームに変えたもののしっくり来ず、納得のいくボールが投げられない時期が続いた。「一時期はコントロールも悪くて、何もできませんでした」と本人は振り返る。この日のマウンドでは最後に鋭く落ちるスライダーで空振りを取り、“有終の美”で務めを終えた。
経験を無駄にしないためにも、今季こそは実戦経験を積み、まずは2軍で本領を発揮できるか。今年こそ、飛躍の年にしたい。
(沢井史 / Fumi Sawai)