160キロ超えが36球! デグロムの異次元投球に地元メディアも「人間じゃない」
1日のDバックス戦で160キロ超えの真っ直ぐを36球投げ込んだデグロム
■メッツ 6ー2 Dバックス(日本時間1日・アリゾナ)
メッツのジェイコブ・デグロム投手が凄まじい投球を続けている。5月31日(日本時間1日)に行われたダイヤモンドバックス戦に登板した右腕は6回を投げて2安打無失点と好投し、4勝目をマーク。今季の防御率は驚異の0.71となった。
このダイヤモンドバックス戦の投球内容がまた凄い。6回を70球で投げ終えたデグロムだが、このうち47球がフォーシーム。スライダーが21球、チェンジアップとカーブが1球ずつという内訳で、ストレートの最速は101.7マイル(163.7キロ)、最遅でも98.1マイル(約157.9キロ)だった。
この日のストレートの平均球速は驚愕の100.1マイル(約161.1キロ)。100マイル(約161.1キロ)超が27球、99.4マイル(約160キロ)超だと36球をマークしている。この日の投球には、地元放送局「SNY」の公式ツイッターは「ジェイコブ・デグロムは人間じゃない」とまで絶賛している。
この日は敵地にも関わらず、スタンドからは「MVP」コールが巻き起こるほど。5回2死一、三塁のピンチで、レイバを内角低めへのスライダー3連発で空振り三振に打ち取った場面を「不公平だ」と紹介したMLB公式ツイッターの動画には「これはいじめだ」「もうサイ・ヤング賞確定」「信じられないぐらいエグイ」「マジで別格」とファンの声が寄せられた。
さらには、この日の対戦相手だったダイヤモンドバックスの公式ツイッターは「同意します」と賛同。デグロムが右半身の張りで離脱した際に調整登板の相手となったカージナルス傘下1A-のパームビーチ・カージナルスの公式ツイッターまでもが「被害者の会は水曜日に開かれます」とコメントするほどだった。