「ルール違反になるべき」 全く逆方向に曲がる“高速W魔球”は「打者ノーチャンス」
ドジャース・トライネンが見せるシンカーとスライダーのコンビネーション
■カージナルス 3ー2 ドジャース(日本時間2日・ロサンゼルス)
ドジャースのブレイク・トライネン投手が投げ込む“左右の変化”が話題になっている。98マイル(約158キロ)の高速シンカーと87マイル(約140キロ)のスライダーのコンビネーションにファンも「これはルール違反になるべき」と大きな反響を呼んでいる。
トライネンは1日(日本時間2日)の本拠地カージナルス戦の同点で迎えた8回に登板。イニング跨ぎとなった9回にタイムリーを浴び今季初黒星を喫したが、狂気的な変化球は健在だった。9回無死二塁の場面でロンドンと対戦。内角低めに沈む98マイルのシンカーで空振りを奪うと、最後は外角に逃げる87マイルのスライダーで空振り三振を奪った。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏もこのコンビネーションに注目し自身のツイッターで動画を公開。これにはファンも「打者はノーチャンス」「本当に素晴らしい」「そんな動きするわけない」「マジか…」と驚きの声を上げていた。
今季はここまで主にセットアッパーとして23試合に登板し1勝2敗2セーブ、防御率3.32、投球イニングを超える26奪三振の成績を残している。