“無双”防御率0.56…デグロム、10Kで今季6勝目 右指の問題で6回降板も最速162km
開幕から10先発では、1913年以降最も低い防御率
■メッツ 3ー2 パドレス(日本時間12日・ニューヨーク)
メッツのジェイコブ・デグロム投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのパドレス戦に先発。6回10奪三振1安打無失点の快投で、今季6勝目を挙げた。試合は7回に2点を返されるも、逃げ切った。
3回途中から4者連続三振に斬るなど、5回1死までパーフェクト投球を見せたデグロム。6回も3者凡退に仕留め、まだ80球だったがマウンドを譲った。球団発表によると、降板理由は右屈筋腱の問題。フォーシームの最速は100.8マイル(約162.2キロ)だった。
怪我の状況も気になるが、成績は異次元そのもの。今季10試合計64回を投げ、驚異の防御率0.56。MLBスタッツなどによると、自責点が公式記録になった1913年以降、開幕からの10先発(50イニング以上)で最も低い防御率をマークしている。10先発で自責点2以上の試合は1度もなく、オープナーを除いた先発投手の中で1968年のボブ・ギブソンの11先発以来の長さだという。