大本命は“無双”の右腕、大穴は打率4割、新人記録… オリックス交流戦優勝でMVPは?
交流戦優勝も手綱緩めず「まだまだ試合は続きますからね」
オリックスが12日、京セラドームで行われた広島戦を3-2で勝利し、2010年以来11年ぶり2度目の交流戦優勝を決めた。勝率第1位球団が「交流戦優勝球団」となり賞金3000万円が贈られ、12球団で最も活躍した選手はMVPとして賞金200万円を手にすることになる。
まだ全試合が終わっていないが、この時点でMVP選手を予想してみる。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け開催中止となったが、これまで全15回で優勝した球団以外の選手がMVPに選ばれたのは2018年(優勝はヤクルト)のオリックス・吉田正尚の1度だけだ。
今年の交流戦でオリックスは投打で好調を維持し、核になる選手が多かった。12球団を通しても山本由伸が大本命になるだろう。3試合に登板しトップタイの3勝(0敗)、防御率1.23、33奪三振、奪三振率13.50はいずれも1位。クオリティスタートもQS率100%と文句の付けようがない。
打者ではT-岡田が16試合に出場し打率3位の.386、3本塁打11打点の活躍を見せている。他球団では中日のビシエドが唯一の4割超えとなり打率.413、3本塁打9打点、DeNAのオースティンは最多の7本塁打、打率も2位の.386、15打点と好調だ。
交流戦新人最多本塁打を更新する6発、新人最多タイの12打点をマークしている阪神ドラ1ルーキー・佐藤輝明もインパクトでは負けてはいないだろう。
先発投手としてセ・リーグ相手に“無双”したオリ山本、それとも中日の打率4割男、新人記録を更新した阪神のドラ1ルーキーか、MVPの発表にも注目が集まる。
(Full-Count編集部)