菊池雄星、30歳最初の登板を7回6K1失点で4勝目 「23歳じゃないかと言われます…」
17日に30歳の誕生日、登板を考慮して16日に家族でお祝いしたという
■マリナーズ 5ー1 レイズ(日本時間19日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手が18日(日本時間19日)、本拠地でのレイズ戦に先発し、7回103球を投げて4安打6奪三振3四球1失点で今季4勝目(3敗)を挙げた。今季13登板でクオリティスタート(QS)10度の安定ぶりに、「今はもっと高く、7回2失点を目標にしてマウンドに立っている」などと自信のコメントを発した。
17日に30歳の誕生日を迎えた菊池。1回表に2安打から先制の1点を許したが、その裏に野手が4点のプレゼントをしてくれたことで立ち直った。2回から7回までの6イニングでは2安打無失点。「みんな“今日は勝とう”という話をしてくれていた。4点取ってくれた流れを渡すことなく投げ切ったのは価値があるのでは」とうなずいた。
登板を考慮して誕生日前日の16日に家族でお祝いをしたという左腕。「『30歳になった』というとビックリされる。『ホントか23歳じゃないのか』と言われます。それなりに気持ちは若い」と笑わせ、「『野球は30歳を超えてから楽しくなる』と誰かが言っていた。これから楽しくなるんじゃないですかね」と今後の野球人生に思いをはせた。
30歳という節目の年齢を迎えても進化を続ける左腕。「年齢は気にしたことはありませんが、人それぞれ(成長の)スピードがある。(成長が)早い人もいれば、つまずく人もいる。70億人地球上に人間がいれば70億通りあっていいと思っています」
今季の目標はQSを続けることだったが、現在は7回2失点以内のハイクオリティスタート(HQS)を自身に課す菊池。マイペースで成長する左腕の今後が楽しみだ。
(Full-Count編集部)