“ほぼ直球”なのに究極変化…テグロムの魔球は「目をつぶって適当に振ったほうが…」

ブレーブス戦に先発したメッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】
ブレーブス戦に先発したメッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】

159キロ直球と150キロのスライダーを同じフォームから…

■メッツ 4ー2 ブレーブス(日本時間22日・ニューヨーク・ダブルヘッダー第1試合)

 メッツの右腕ジェイコブ・デグロムが、全く同じ投球フォームから球種を投げ分ける動画にファンから驚きの声が挙がっている。「ピッチング・ニンジャ」の名で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が自身のツイッターで紹介したもので、まさに攻略は“無理ゲー”な投球を目にしたファンからのコメントも「目をつぶって適当に振ったほうがチャンスがあるんじゃないか」「どうやって打つの?」と騒然となっている。

 この投球は21日(日本時間22日)のブレーブス戦、オジー・アルビーズ内野手との対戦。初球は99マイル(約159.3キロ)の内角直球でファウル、2球目は93マイル(同149.7キロ)の縦に落ちるスライダーで空振りを奪っている。ボールの力、変化量もさることながら、2つの投球を重ね合わせた動画を見ると、この2球をリリースまで全く同じフォームから投げ分けていることがわかる。これでは打席で球種を予想して待つのも難しい。

 デグロムはこの日も5回無失点で、シーズン防御率はなんと0.50。ファンが連ねた「物理に反している。この男は別の惑星にいる」「魔法」「本当に彼は人間なのか?」というコメントのように、どう見ても“人間離れ”した技術。こんな種明かしまで見せられては、攻略する気力さえ失われてしまいそうだ。

【動画】速さ、変化量ともに満点 それを同じフォームで投げられては「どうやって打つの?」

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