エンゼルス“幻のサヨナラ勝ち” 覆った判定に指揮官不満「具体的な証拠を見せて」
本塁でのクロスプレー、球審はセーフ判定もリプレー検証でアウトに覆った
■ジャイアンツ 9ー3 エンゼルス(日本時間24日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・投手」で出場。6回9奪三振6安打1失点と力投したものの勝敗はつかず。打撃は3打数無安打2三振で打率.265となった。試合は延長13回の総力戦の末に敗戦。ジョー・マドン監督は、延長12回に球審のセーフ判定がリプレー検証によって覆り、サヨナラ勝ちを逃したことに不満を漏らした。
2-2で迎えた延長12回1死一、三塁の場面、レンヒーフォが放った一ゴロで三塁走者・ラガレスは本塁へ突入した。一塁手のラフが本塁へ送球し、ホームベース上ではクロスプレーになったが球審はセーフの判定。エンゼルスのサヨナラ勝ちと思われたもののジャイアンツ側がチャレンジを要求し、リプレー検証の結果、アウト判定に覆った。
マドン監督は試合後、「セーフの判定だったが、リプレーを見たときに判定を覆すほどの決定的なもの(根拠)はなかったと思う」と指摘。「(当初のセーフ判定が)有効になると思っていた。私が批判してもどうこうなる話ではないが、とにかくこのシステムで改善されるべき点だ。あの判定を覆すべき具体的な証拠を見せてほしい」と不満を露わにした。