菊池雄星、5回2/3を6奪三振1失点で5勝目 防御率3.34、最速156キロ直球と変化球冴える
グランダルのソロ本塁打1本に抑え、自身4連勝
■マリナーズ 9ー3 Wソックス(日本時間26日・シカゴ)
マリナーズの菊池雄星投手は25日(日本時間26日)、敵地でのホワイトソックス戦に先発し5回2/3を1失点。チームは終盤のダメ押し点がものを言い9-3で勝利し、菊池は自身4連勝となる5勝目を挙げた。直球の最速は97.2マイル(約156.4キロ)を記録し、被安打2本、6奪三振4四球で防御率3.34となった。
初回を3者凡退の絶好の立ち上がりを見せた。2点の援護をもらった2回1死、グランダルにカットボールを捉えられ左越えソロ本塁打を許したものの、その後もホワイトソックス打線を寄せ付けず、3、4回も3人ずつで片付けた。5回は先頭のグランダルを四球で歩かせ、ボーンの遊ゴロで二進と初めて得点圏の走者を背負ったが、続くガルシアをスライダーで空振り三振、コリンズを96.6マイル(約155.4キロ)の直球で見逃し三振に仕留めた。
ただ、6回に入ると変化球の制球を乱した。無死一塁からアンダーソンを一ゴロ併殺に打ち取った際にはベースカバーに向かおうとして転倒したものの、審判の問いかけに照れ笑いを見せる余裕もあったが2死からの連続四球でピンチを招き降板した。2番手で登板したのは元楽天のシャギワ。アブレイユを右飛に打ち取り火消しを果たした。
菊池は12日のインディアンス戦から2試合連続でクオリティスタートを決めていたが、途切れることになった。