大谷翔平は大活躍も… PS圏内へ正念場のエンゼルス、GMが語る補強戦略は?
7月末がトレード期限 ミナシアンGMは方針について明言避ける
大谷翔平投手の連日の大活躍とは裏腹に、所属するエンゼルスは苦しいシーズンを送っている。現在38勝40敗の借金2で、ア・リーグ西地区で首位のアストロズとは9.5ゲーム差をつけられている。ポストシーズン進出のかかるワイルドカード枠へも8差となっている。
各球団が後半戦に向けてチーム編成の舵を切るトレード期限まであと1か月ほど。エンゼルスの苦戦が続く中で、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「買うか売るか」と題した記事を掲載し、今後の補強方針について、ベリー・ミナシアンGMのコメントを伝えている。
マイク・トラウト外野手やアンソニー・レンドン内野手の故障があったとはいえ、投手陣の不振もあって不安定な戦いぶりに終始していることを振り返った上で、同紙は「エンゼルスが7月30日(日本時間31日)のトレード期限に向け選手の売り手となるのか、買い手になるのかについては現在も明言する準備ができていない」とした。
今後1か月でチームがプレーオフ争いから脱落した場合について「オフにFAを迎えるアレックス・コブ、アンドリュー・ヒーニー、ディラン・バンディ、ライセル・イグレシアスの各投手を『トレードに出すのは理にかなう』」と指摘している。
その一方で、チームの補強ポイントを問われたGMは「抱えている負傷者を考えれば、攻撃陣をアップグレードできればありがたい。投手においてはローテーション、ブルペンともにだ。先発陣は最近とても良くやっているし、続いてほしい。ブルペンにはいつでも助けがあればありがたい。どのチームもそうだろう。全ての領域でアップグレードができればありがたいと思っている」と語っている。
また、大谷が球宴前夜祭のホームランダービーへ参加することについてミナシアンGMは「このスポーツにおいて誰もの選手生命は短い。だから、このようなイベントに参加する機会を得た選手にノーと言うような人ではいたくない。彼は明らかにこの機会に相応しいと思っている」と楽しみにしているようだ。
(Full-Count編集部)