大谷翔平、解説者の不適切発言は「全然気にしてない」 事態は把握「影響力のある方」
前日の試合でメジャー通算254勝ジャック・モリス氏の発言が非難浴びる
■エンゼルス 3ー1 タイガース(日本時間19日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地でのタイガース戦に「1番・投手」で出場し、メジャー自己最長の8回を投げ、6安打8奪三振無四球の1失点で今季8勝目。さらに打者としても、8回の第4打席でキング独走の40号ソロ。試合後の会見では、前日に解説者が発した不適切発言についての質問も。大谷は「個人的には全然気にしてない」との見解を述べた。
前日17日(同18日)の同カードで、テレビ解説を務めていたジャック・モリス氏が、日本人に対して差別的とも受け取れる発言をしたとして批判の的に。その後、番組内で謝罪した。メジャー通算254勝をマークし、2018年に米野球殿堂入りした元レジェンド右腕が発した内容は、大谷も把握しているようで「聞きはしましたね。個人的には全然気にしてないですし、影響力のある方。そこら辺は難しいところかなと思います」と言うにとどめた。
その言葉を裏付けるように、リアル二刀流で見せた異次元の躍動。投手としては、8回を投げ終えた段階でシーズン100投球回に到達。100奪三振以上、打者として100安打以上を含めた「トリプル100」も達成した。8勝目は日本人投手でトップに立った。
打者としては大台に乗せ、本塁打王争いで2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.に5本差と突き放した。周囲の騒音を全く気にすることなく、投打で歴史を作り続けていく。
(Full-Count編集部)