大谷翔平も腰砕けの魔球は「打てるわけない」 完敗場面に「打率.175の二塁手みたい」
大谷は9回の第5打席でクロシェに対して空振り三振を喫した
■エンゼルス 3ー2 Wソックス(日本時間16日・シカゴ)
エンゼルス大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地でのホワイトソックス戦に「2番・DH」で出場し、5打数無安打2三振。9回には、左腕ギャレット・クロシェ投手から、ホワイトソックス球団史上9万個目の三振を喫した。衝撃の変化に思い切り体勢を崩された“魔球”に対し、ファンからは「プロの打者がこんなにまごつかされるのを見たことがないかも。打率.175の二塁手みたいだ」との声が上がった。
大谷が手玉に取られた珍しいシーンだった。9回2死の第5打席、98マイル(約157.7キロ)の速球などで追い込まれ、クロシェが3球目に投じた85.6マイル(約137.8キロ)の外角スライダーを空振り。腰は引け、手だけでバットを振る“完敗”だった。ホワイトソックスが公式ツイッターでこの場面を動画で公開すると、ファンは「このスライダーはエグい。オオタニは体に当たると思って逃げているのにボールは外角のゾーン外に行き着いている」「98(マイル)を見せられた後にこんなの投げれられたら、打てるわけない」などと驚いた。
ア・リーグの本塁打王争いは、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.が45本でトップ。大谷とロイヤルズのサルバドール・ペレスが44本で追う展開になっている。大谷の9月の月間成績は打率.158(38打数6安打)、2本塁打、4打点、この2試合で9打数無安打と下降線をたどっている。残り17試合、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。