ダルビッシュ、9勝目ならずも「自信になる」 6回途中3安打4失点で得た手応え

ジャイアンツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】
ジャイアンツ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】

通算のサービスタイムが10年に到達し「感謝したい」

■パドレス 7ー6 ジャイアンツ(日本時間24日・サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、6回途中4失点で9勝目はならなかった。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフが逆転3ランを浴びて白星は消滅。それでもチームは延長の末にサヨナラ勝ちした。

 初回、ジャイアンツ打線を3者凡退に封じたダルビッシュ。2回にヤストレムスキーに2ランを許したものの、5回まで失点はこの2点だけだった。6回に四球と中前安打で無死一、二塁のピンチを招くと、ブライアントを空振り三振に仕留めたところで降板。この時点では勝利投手の権利を持っていたものの、代わったヒルが逆転3ランを被弾した。
 
 5回1/3を投げて3安打4失点となったダルビッシュは試合後の会見で「スライダー、カッター、カーブに関しては良くなかったですけど、今日はフォーシーム、ツーシーム、スプリットがよかった。調子がいいジャイアンツ打線を相手にヒット3本だったので、変化球が良くない中で真っ直ぐ系とスプリットだけでそれができたので自信になりました」と振り返った。

 21日に今季のメジャー登録期間が規定の172日に達し、通算のサービスタイムが10年となったダルビッシュ。野茂英雄、イチローに続き、日本人3人目の10年達成に「たくさんの人が10年迎えられるわけではないので、長期契約に守られてここにいますけど、家族、スタッフ、チームメートがいたから10年迎えられた。感謝したいと思います」と口にしていた。

(Full-Count編集部)

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