ロッテ、小窪哲也と南昌輝の今季限りでの引退を発表 29日に球団と話し合い決定
小窪は今季途中に火の国サラマンダーズから入団
ロッテは29日、小窪哲也内野手、南昌輝投手が今季限りで現役を引退すると発表した。この日、球団と今後に関する話し合いを行い、引退が決まった。
2007年の大学生・社会人ドラフト3巡目で青山学院大から広島に入団した小窪。2020年はわずか3試合の出場に終わると、自由契約となり、今季は九州アジアリーグの火の国サラマンダーズに入団。8月にロッテへの移籍が決まり、9月9日のオリックス戦では移籍後初安打初本塁打を放った。
2010年のドラフト2位で立正大からロッテに入団した南は2018年途中に国指定の難病「黄色靱帯骨化症」を発症。手術を受け、2019年8月15日の日本ハム戦で1軍復帰を果たしたものの、今季は1軍登板なしに終わっていた。
両選手が球団を通じて発表したコメントは以下の通り。
小窪
「色々な人に支えられて、ここまで来ることが出来ました。本当に幸せなプロ野球人生でした。自分の力だけではここまでやることは出来ませんでした。改めて支えていただいた皆様に感謝をしたいと思います。カープでの優勝、熊本での日々、マリーンズに入団してここまでの事。色々な事が思い出されます。特に、この1年は激動の一年でしたが、色々な経験をさせていただくことが出来たと思います。ZOZOマリンスタジアムにはカープ時代もプレーをしたことがありますが、改めてプレーをさせていただき、本当にいい球場だなあと思いました。チームの勝利にもっと貢献をしたかったのですが、仲間たちと一緒に優勝を目指して勝利を喜び、ハイタッチをした日々に野球と向き合える幸せを改めて感じました。カープファンの皆様、サラマンダーズファンの皆様、そして千葉ロッテマリーンズファンの皆様、本当にありがとうございました。皆様の支えがあり、幸せな野球人生を送ることが出来ました」
南
「11年間熱いご声援ありがとうございました。ファンの皆様、監督、コーチ、そして選手の皆様に感謝の気持ちで一杯です。病気になっても出来るというところを、もっと見せたかったのですが思うような結果を出すことが出来ず、申し訳ありません。一番の思い出は手術後、一軍復帰のマウンドとなった2019年8月15日の東京ドームでの日本ハム戦。マウンドに向かう際のファンの皆様の声援が本当に嬉しく、今もしっかりと胸に残っています。そして最後に、ここまで支えてくれた家族に感謝の気持ちを伝えさせてください。これからはボクが、しっかりと支えてあげられる存在になりたいと思います。皆様、11年間、本当にありがとうございました」
(Full-Count編集部)