エ軍が再び大物先発獲得か 今季14勝ジャイアンツのエースに興味「ローテをより安定」
エンゼルスが投手と大型契約を結んだのは2011年オフが最後
今季ジャイアンツで14勝を挙げ、FAになったケビン・ガウスマン投手にマリナーズやエンゼルスが興味を示していると米メディアが伝えた。メッツからFAとなっていたノア・シンダーガード投手を1年2100万ドル(約24億2300万円)で獲得したエンゼルスが大物先発投手をもう1人加えるのか、注目される。
米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はMLB公式サイトのジョン・モロシ記者の情報を引用して、両球団がガウスマンに関心を示していると伝えた。30歳の右腕は2019年オフにレッズからノンテンダーFAとなり、1年900万ドル(約10億円)でジャイアンツに加入。FAとなった昨年オフは1890万ドル(約21億8000万円)のクオリファイングオファーを受諾した。再びFAとなったこのオフはマリナーズ、エンゼルスの他にブルージェイズが関心を示し、ジャイアンツも再契約を模索しているとこれまでに報道されている。
MLB公式サイトは、マリナーズとエンゼルスはこのオフ先発投手強化に乗り出しているとし、「特にマリナーズはFA選手を獲得できる余裕がペイロールにある」と解説する。では、既にシンダーガードと1年契約を交わしたエンゼルスはどうか。
「経験豊かで耐久性のあるガウスマンのような投手を加えることで、ローテーションをより安定させることができるだろう」と記事は指摘する一方で、“懸念材料”も挙げた。エンゼルスが投手と3年以上の契約を結んだのは2011年オフが最後。この時はCJ・ウィルソンと5年7750万ドル(約89億円)で契約した。「結局のところ、このような投手と契約するために必要な金額を出すことに、この球団はあまり前向きではないようだ」と評している。
(Full-Count編集部)