2022年は誰がブレークする? 燕奥川の1年後輩…10代のスター候補10選手を厳選
巨人・秋広は22年から「55」を着ける、ハム細川は21年に6試合先発出場
コロナ禍の中、東京五輪開催に伴う休止期間を挟み2年ぶりに各球団が全143試合を実施した2021年のプロ野球。高卒5年目のオリックス山本由伸投手、同4年目のヤクルト村上宗隆内野手がMVP、同2年目のオリックス宮城大弥投手が新人王を受賞するなど若手の台頭が著しかった。ここでは2022年シーズンのブレークが期待される、10代の若手10選手を紹介する。オリックス紅林弘太郎内野手、DeNA森敬斗内野手ら2002年早生まれの高卒3年目を迎える選手は除いた。
〇来田涼斗外野手(オリックス=2002年10月16日生まれ)
明石商から2020年ドラフト3位で入団し、7月13日の日本ハム戦(釧路)に「7番・左翼」で1軍デビュー。1回の初打席で初球を捉えて右越え本塁打を放った。この試合は3打数3安打2打点1盗塁の活躍だった。1年目の成績は23試合で打率.211(71打数15安打)2本塁打8打点。ウエスタン・リーグでは89試合で打率.255(321打数82安打)2本塁打26打点5盗塁だった。
〇秋広優人内野手(巨人=2002年9月17日生まれ)
二松学舎大付高から2020年ドラフト5位で入団。身長2メートル、体重95キロの大型選手は高校では投手も兼ねたがプロでは野手に専念し、春季キャンプ、オープン戦で1軍に抜擢されて注目を集めた。1軍では9月29日の中日戦で代打でデビューし、左飛だった。イースタン・リーグでは82試合で打率.229(275打数63安打)8本塁打26打点3盗塁。2022年は、背番号が「68」から松井秀喜氏が着けていた「55」に変わる。
〇内山壮真捕手(ヤクルト=2002年6月30日生まれ)
星稜高から2020年ドラフト3位で入団。4月6日に「特例2021」の代替指名選手として初めて1軍に昇格。5月にも再び登録され、全て代打で6打席5打数無安打1三振1四球だった。7月のフレッシュオールスターでは本塁打を放ち、MVPを受賞し賞金100万円をゲット。イースタン成績は74試合、打率231(238打数55安打)8本塁打25打点2盗塁だった。高校の先輩・奥川恭伸投手とのバッテリー実現が期待される。
〇細川凌平内野手(日本ハム=2002年4月25日生まれ)
智弁和歌山高から2020年ドラフト4位で入団。新庄ビッグボスのお眼鏡にかないそうなスピードスターだ。2021年6月2日に右手有鈎骨の鈎切除術を受け、8月末に実戦復帰した。10月18日の楽天戦に「8番・遊撃」で1軍デビューし、計9試合に出場。そのうち6試合が先発だった。1軍成績は9試合で打率.200(25打数5安打)、12三振。
〇土田龍空内野手(中日=2002年12月30日生まれ)
近江高から2020年ドラフト3位で入団。9月3日に1軍登録され、9試合で打率.400(5打数2安打)をマークした。「8番・二塁」で初先発した9月12日のヤクルト戦では2失策と貴重な経験を積んだ。ウエスタンでの成績は89試合、打率.240(204打数49安打)1本塁打22打点9盗塁。