大会6発の甲子園スター、ポスト誠也、大学MVPのドラ1左腕 広島で2022年期待の若手
宇草は昨年、シーズン終盤に主に1番として起用され打率.291をマーク
広島は2022年、3年連続Bクラスからの巻き返しを狙う。チームの4番・鈴木誠也がメジャー挑戦となり大きな戦力ダウンは否めない。その分、若手たちにとっては大きなチャンスが到来。リーグ3連覇の黄金時代から世代交代が進んでいる。ここでは来季のブレークが期待される顔ぶれを取り上げる。(2022年の満年齢)
○宇草孔基外野手(3年目・25歳)
プロ2年目の今季はなかなか1軍に定着できなかったが、10月に入ってからは主に1番で起用され打率.291をマーク。シーズン終了後に右足首のプレートを除去する手術を受けた。鈴木誠がメジャー挑戦となり外野のポジションは1つ空く。これ以上ないチャンスをものにし、1番定着を目指していく。
○中村奨成捕手(5年目・23歳)
2017年夏の甲子園では大会記録の6本塁打をマークし、同年にドラフト1位で入団。強打の捕手として期待されたが目立った成績が残せず。今季はキャリアハイとなる39試合に出場し、プロ初本塁打をマークするなど経験を積んだ。来季も捕手と外野手を併用し自慢の打撃を生かしたい。
○大道温貴投手(2年目・23歳)
ルーキーイヤーの今季は先発、中継ぎとして24試合に登板し4勝4敗、5ホールド、防御率4.75の成績を残し存在感を示した。ただ、打ち込まれる場面もあり8月を最後に1軍の舞台から離れ課題も明確となった。同期入団の栗林良吏は東京五輪の金メダル獲得に貢献し、新人王も手にしただけに、2年目となる来季は更なる期待がかかる。
○黒原拓未投手(1年目・23歳)
2021年のドラフト1位左腕。最速152キロの直球とカットボールを武器に関学大では4年春に5勝、防御率0.70と圧倒的な成績を残しMVPを獲得した。OBの大野豊氏が背負った背番号「24」を継承。先発、リリーフとどちらも適応能力はあるだけに佐々岡監督の起用法にも注目が集まる。
○中村健人外野手(1年目・25歳)
2021年のドラフト3位で入団した右投げ右打ちの即戦力外野手。トヨタ自動車では4番に座り、走攻守の三拍子揃った右の長距離砲として活躍した。鈴木誠がメジャー挑戦し外野のスタメン争いは熾烈な状況。1年目から大きな期待を背負っている。
(Full-Count編集部)