オリ由伸らの「18番」は今もエースナンバー? 平成以降で最多勝が最も多い背番号は
平成以降で最多勝投手が付けていた背番号を検証
昨年の最多勝はセ・リーグが背番号「50」の阪神・青柳晃洋と「11」の広島・九里亜蓮、パ・リーグは「18」のオリックス・山本由伸が獲得した。では、最多勝投手が付けていた背番号で最も多いのは何番なのか。ここでは平成元年(1989年)から昨季(2021年)までの33年間(1989~2021年)に限定してランク付け。「18」はエースナンバーなのかを検証した。(敬称略)
背番号「18」を付けた平成以降の最多勝投手は9人。計13度タイトルを獲得した。その代表格は西武・松坂大輔。1999年から3年連続でタイトルを獲得した。広島・前田健太は2010、2015年、楽天・田中将大は2011、2013年とそれぞれ2度獲得している。
18番に並ぶのが「11」だ。近鉄・野茂英雄は1990年から4年連続で獲得。巨人・斎藤雅樹は41番から11番に変更した1990年に自身2度目の最多勝。92、95、96年にもタイトルを獲得した。中日・川上憲伸も2度輝いている。
「19」は5人、計9度獲得。巨人・上原浩治、オリックス・金子千尋(現日本ハム)、中日・吉見一起、巨人・菅野智之がそれぞれ2度タイトルを奪取している。
意外だったのが「47」。左腕のエース格が付けることが多い背番号だが、最多勝利に輝いたのは2005年ソフトバンク・杉内俊哉のみとなっている。