中村剛也がいる西武が断トツ、近鉄が健闘… 平成以降の本塁打王球団別ランク【パ編】
西武・中村剛也はNPBで3番目に多い6度本塁打王に輝いている
野球の華であるホームラン。NPBでは巨人・王貞治の通算15度を筆頭に、南海・野村克也が9度、現役の西武・中村剛也内野手が2人に次いで計6度本塁打王のタイトルを手にしている。では、平成元年の1989年から令和3年の2021年の33年間で、どの球団から最も多くホームラン王が出ているだろうか。パ・リーグでは西武が断トツだった。(敬称略)
西武は5選手が通算13度本塁打王になっている。現役最多の442本塁打を誇る中村の6度を筆頭に平成初期にはデストラーデが3年連続、山川穂高が2018&19年に載冠。カブレラは2002年に当時のNPB年間最多に並ぶ55発、メヒアは2014年に中村とタイトルを分け合った。
続くのは近鉄。球団が消滅する2004年までの16年間で7度キングになっている。NPB通算259発のブライアント、同464発のローズがともに3度ずつ、中村紀洋(中日打撃コーチ)は2000年にキングになった。続くのは日本ハムで6度。日本選手では小笠原道大(巨人2軍打撃コーチ)が2006年に本塁打王になった他、ウィルソンの2度を筆頭に外国人4選手が本塁打王に輝いている。
ソフトバンクは4度。小久保裕紀が1995年、松中信彦が3冠王に輝いた2004年など2度、デスパイネが2017年に本塁打王になった。昨季、杉本裕太郎外野手がタイトルを手にしたオリックスは3度、楽天は2007年の山崎武司と2020年の浅村栄斗の2度となっている。
最下位はロッテで0。昨年はレアードが29発も杉本には届かなかった。2リーグに分裂した1950年以降では別当薫、山内和弘(2度)、レロン・リー、落合博満(3度)がタイトルを手にしているが、本拠地を千葉に移して以降本塁打王は誕生していない。レアードやマーティン、和製大砲候補の安田尚憲らに期待がかかる。
(Full-Count編集部)