巨人・秋広に他球団007警戒 2戦1安打も要注意マークをつける“2大変化”とは?

巨人・秋広優人【写真:荒川祐史】
巨人・秋広優人【写真:荒川祐史】

他球団スコアラーが昨季からの変化を指摘「パワーはすごいついている」

 巨人の秋広優人内野手は15日、日本ハムとの練習試合(那覇)で「3番・中堅」で先発出場。4回の第2打席で左前打を放ち、背番号55では初ヒットをマークした。4打数で1安打1四球2三振。他球団スコアラーは昨季からの変化を指摘し、要注意マークをつけた。

 待望の「55番初安打」は4回1死一塁だった。右腕・立野の137キロ、内角高めの釣り球を左前へ。両腕をコンパクトにたたみ、ライナーで打ち返した。チーム期待の若手有望株の一打に、沖縄のファンも拍手を送った。

 中田翔らとの合同自主トレでは下半身強化に米を1日20合を炊く食トレ。身長200センチの肉体には厚みが出た。まず他球団スコアラーの目を引いたのは、打球の質の変化だ。

「パワーはすごいついていると思います。打撃練習を見ていても去年より飛ぶようになってきている。率を残すというよりも長打を打つタイプ。打率2割7分で本塁打を打つのであれば。これから怖くなってくる」

 もう1つは立ち位置の変化。あるスコアラーは本塁ベース寄りに立っていた位置を、この那覇キャンプからバッターボックスの真ん中に立つように変えたと指摘した。

「(本塁ベースの)近くに立っていて、ここまで離れている感覚はなかった。坂本ぐらい離れている。内外角の(ボールの)距離感が今までと違うと思う。(見極めは)まだまだこれから。実戦の打席に立つことによって慣れてくるものだから」

 身長200センチで手足の長い19歳だ。内角高めの難しい球を打ち返した4回の左前打は、この立ち位置の変化と無縁ではないはずだ。初回の第1打席では外角直球に見逃し三振を喫したものの、今後は反応してくるはず……。11日の紅白戦と合わせて計8打数1安打。大きなアピールとはいってないものの、背番号55に対しては警戒心を持って対策を練っていく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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