“もう1人の二刀流”が語る大谷翔平への思い「彼は本物、サプライズではない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

“二刀流右腕”マイケル・ローレンゼン「投げる準備はできているよ」

 レッズからFAでエンゼルスに加入した“二刀流右腕”マイケル・ローレンゼン投手が15日(日本時間16日)、大谷翔平投手への思いを語った。チームメートになったことに「とても重要な意味を持つよ」と強調。昨季ア・リーグMVPを獲得した躍動には「ずっと信じてきたよ。私が彼について話したインタビューを遡ってもらえば分かると思うけど、彼は本物だ。だから私からすればサプライズではないよ」と語った。

 ローレンゼンは昨季、レッズで中継ぎとして27試合に登板して1勝2敗4セーブ、防御率5.59をマーク。打者としては1打席に終わったものの、2018年には34打席で4本塁打、2019年にも48打席で1本塁打を放った実績を持つ。

 大谷の影響で二刀流に挑戦する選手が増えるかと聞かれ「間違いなく出てくると思う。子どもたちはやりたがるし、私たちもやりたいと思う」ときっぱり。大谷が二刀流の基準を上げたという声もあるが「ハードルが高すぎるというのはフロントオフィスが言うことだ。ショウヘイ(レベル)じゃなければ成功じゃない、なんてね。私としては理解できないけど」と言う。

 大谷とは対面したというが「挨拶して自己紹介したぐらいだ」とも。トラウトやレンドンらも含め、球界屈指のプレーヤーたちとチームメートになり、「彼らの謙虚さや人柄を知ることができて楽しいよ」と話した。 

 エンゼルスが本拠を置く米カリフォルニア州アナハイム出身のローレンゼン。「エンゼルスファンとして育ち、10歳ぐらいのときにワールドシリーズ制覇するところを見てきた。だから、これは私にとって夢のようなことだ」と感慨深げに語る。

 起用法について、マドン監督と軽く会話を交わしたというが「仮に打ちたいか? と聞かれたとしても『投げる準備はできているよ』って感じだ。彼らが求めることはなんでもしたいと思っているけど、(ショウヘイのような二刀流は)たぶんないね」と見通す。打撃については「チームが私をどう起用するかはっきりとは分かっていなかったから準備はしていたよ」。間近にいる大谷から刺激を受け、“もう1人の二刀流”はどんなプレーを見せてくれるのか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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