捕手の防具にボールが入ってしまったら? ファンも判定に驚き「同情してまう」
2軍オリックス-阪神で現実に起きた「珍プレー」
捕手の防具に投球が入り、出てこなかったらどうなるのか……。23日の2軍オリックス-阪神戦でそんな「もしも」級の珍プレーが飛び出した。阪神が1点をリードした2回2死一、三塁の場面。オリックスのバルガスが投じたボールはワンバウンドとなり、松井雅人捕手の喉元から防具の中にすっぽり入ってしまった。ボールが出てこない間に主審は「サードランナー・ホームイン」を宣告。ボールデッドとして、走者にはひとつずつの進塁が認められた。
喜ぶ阪神ベンチに対し、キツネにつままれたようなオリックス選手たち。主審はマイクを握り「投球が捕手の防具に入りましたので、各走者が1個進みます」と説明した。公認野球規則には、投球が球審か捕手のマスク、または用具に挟まって止まった場合はボールデッドとなり、各走者は進塁できると定められている。
パーソル パ・リーグTVではこの場面を「【珍やねん】『投球が防具にズボッ!!』で追加点を奪われる…」と題して動画で公開。さらに昨年5月2日の楽天対ロッテで、やはり太田光捕手の防具に入ってしまった場面も紹介した。ファンからは「そんなルールあったんだ」「こんな事もあるんやねぇ 勉強になる」という驚きの声、さらに「阪神ファンやけど、オリックスに同情してまうプレーやな」と思わぬハプニングでの失点に同情する言葉もあった。