山本由伸はメジャーで「240億円稼ぐ」 元オリ・ジョーンズ氏が切望「米国で見たい」

昨季までオリックスでプレーしたアダム・ジョーンズ(左)と山本由伸【写真:荒川祐史】
昨季までオリックスでプレーしたアダム・ジョーンズ(左)と山本由伸【写真:荒川祐史】

昨季13勝の宮城大弥は「トム・グラビンのような左腕」

 昨季までオリックスに2年間在籍したアダム・ジョーンズ氏がFull-Countなどの取材に応じ、昨季沢村賞とパ・リーグMVPに輝いたオリックス山本由伸投手を2億ドル(約243億円)級の選手と称賛した。25日のシーズン開幕戦では、8回3安打9奪三振無失点の快投で白星。昨季から16連勝の“日本のエース”を「ぜひアメリカで見たい」と語った。

 野球慈善団体「ベースボール・アシスタント・チーム」の仕事でエンゼルスのキャンプを訪問した23日(日本時間24日)、取材に応じたジョーンズ氏は昨年までの同僚・山本を絶賛した。「驚異的な選手だった。何より人間性がいい。怪我なくいられれば2年もすればこっち(メジャー)でかなり稼ぐと思うよ。かなりの額をね。2億(ドル)くらいね」。

 昨季の山本は18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、勝率.783。これらのタイトルを全て手中にした。その投球を間近で見てきたジョーンズ氏はメジャーでの活躍に太鼓判を押す。「こっちでいい選手になると思う。まだ23歳でしょ? 既に田中(将大)と比較されている。数年後ポスティングの対象になった時点でどうなるか楽しみだ。それまでいい額をもらい続けることを願うよ。ぜひアメリカで彼を見たいね」と語った。

 さらに昨季高卒2年目で13勝(4敗)を挙げた左腕・宮城大弥投手にも言及。「大好きだよ。20歳になったくらいでしょう? トム・グラビンのような左腕だ。コントロールが良い」とメジャー通算305勝を挙げた大投手になぞらえた。

 メジャー通算282本塁打&1939安打をマークしたスーパースターから“お墨付き”を得たオリックスの両輪。山本は25日の西武との開幕戦に先発し、8回無失点で自身16連勝を記録と圧倒的な投球を見せた。今季はどんな活躍を見せてくれるだろうか。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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