加藤豪将、メジャー初昇格に懸ける思いを地元紙に明かす 「情熱を失ったことはない」
「今もユニホームを着られてすごく感謝している」
ブルージェイズとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加している加藤豪将内野手。2013年ドラフト2巡目でヤンキースに入団して今季が10年目になる。まだメジャーデビューを果たせていない27歳は今、どんな心境でプレーをしているのか。地元紙「トロント・スター」が伝えている。
2013年ドラフトでヤンキースから2巡目指名を受けた時、「未来は明るく見えた」と記事は指摘。しかし、その輝きはヤンキースでの6年半の間に「少しずつ失われていったようにも見えた」と伝える。2019年オフにFAとなりマーリンズに移籍するも、2020年は新型コロナ禍でマイナーリーグが中止。昨季はパドレス傘下3Aで114試合出場、107安打、打率.306をマークしたがメジャー昇格はなく、オフにFAとなりブルージェイズとマイナー契約を結んだ。
招待選手として参加しているブルージェイズのメジャーキャンプでは明るく前向きに過ごしている。「6歳で野球を始めて以来、情熱を失ったことはない。僕の目標はずっと同じ。マイナーでの長いキャリアを通して(目標が)変わることはなかった。これからも前進あるのみ」と加藤は記事内で語っている。
コロナ禍でプレーできない日々を経験しただけに「今はプレーできる場があるだけで本当に恵まれていると思ってる。野球を仕事にすることは難しい。今もユニホームを着ることができてすごく感謝している」とも。オープン戦での成績は28日(日本時間29日)時点で9試合に出場し、打率.222(18打数4安打)1本塁打2打点。球団は同日に最初の選手カットを発表したが、加藤はメジャーのキャンプに残った。10年目で初のメジャー切符を手にいれられるか。今後のパフォーマンスが注目される。
(Full-Count編集部)