大谷翔平は二刀流へ「準備万端」　マドン監督が開幕GOサイン、OP戦首位にも手応え

オープン戦最終戦に10試合連続出塁、2打席交代は「最初からその予定」

■ドジャース 5ー0 エンゼルス（オープン戦・日本時間6日・ロサンゼルス）

　エンゼルスの大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、敵地で行われたドジャースとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場した。3回に四球を選び、10試合連続出塁をマーク。5回で代打を送られ、1打数無安打1四球で打率.280、OPS1.191でオープン戦を締めた。

　オープン戦最終戦でも1番打者の仕事をした。2020年ドラフト1巡目（全体29位）の23歳ボビー・ミラーと対戦。100マイル（約161キロ）を連発する右腕に対し、3回2死は低めの球をきっちり見極めてストレートの四球で出塁した。オープン戦9四球はメジャー2位。この日は2打席で途中交代。マドン監督は「最初からその予定だった。話をした上で、それが彼が求めたことだった」と説明。

　7日のアストロズとの開幕戦では史上初の「1番・投手」と期待されている。開幕への準備はできているかと問われたマドン監督は「もちろんイエスだ。準備万端だ」と笑顔で答えた。

　チームは完封負けを喫したものの、11勝6敗でカクタスリーグ首位で終えた。この日、体調不良のトラウトが2戦連続で欠場するなどしたが、このオープン戦期間中に多くの若手選手がアピールした。「（開幕ロースターで）厳しい決断が多くあった。私は選手たちを信じている。技術が非常にしっかりしているし、チームとしてまとまっている。ファンの皆さんが選手たちのことを知っていくことが私は楽しみだ。とても気に入ることだろう」とチームの手応えを口にした。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）