不調のマーリンズ前守護神が2Aまで降格 「フォームを固めてもらう」
今季は防御率6.98の絶不調、セーブ失敗4度も「彼は復活する」
マーリンズが今季開幕時にクローザーを務めていたスティーブ・シシェック投手を傘下2Aジャクソンビルに送ることを発表したと地元テレビ「CBSスポーツ」(電子版)が報じている。
今季開幕前の大補強でプレーオフ進出が期待されたマーリンズだが、これまでのところはトラブルが続いている。開幕時の正捕手ジャロッド・サルタラマッキアが戦力外となり、マイク・レドモンド前監督は成績不振で解任。指導者経験のほとんどないダン・ジェニングス前GMが監督に就任した。
そして、1日(日本時間2日)のカブス戦に1-5で敗れた後、昨季までクローザーとして活躍した変則右腕シシェックをいきなり2Aに送ることを発表。クラブの激震が続いている。
昨年まで2年間で73セーブを挙げたシシェックだが、今季は19回1/3を投げ、防御率6.98と苦戦。セーブ失敗を4度も繰り返してクローザーの任を解かれ、中継ぎに配置転換されていた。
「これはクラブとしての決断だ。メジャーリーグのスポットライトから一回離れて、彼にフォームをしっかり固めてもらう。彼が準備できるのなら、短期間で復帰することになる」
こう説明したジェニングス監督は「彼は復活する。我々が知っている同じスティーブ・シシェックになって戻ってくる」と期待していたという。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count