DeNA今永がノーヒットノーラン達成 札幌Dで初の大記録、許した走者は四球の清宮のみ
今季は佐々木朗、東浜に続き3人目、札幌ドームでは初の達成
■DeNA 2ー0 日本ハム(交流戦・7日・札幌ドーム)
DeNAの今永昇太投手が7日、札幌ドームで行われた日本ハム戦で自身初の無安打無得点試合を達成した。9回117球を投げ抜き、許した走者は2回に清宮に与えた四球による1人のみで9奪三振。投手戦を制し、今季3勝目を手にした。
ノーヒットノーラン達成は史上85人目、96度目で、札幌ドームでは初の快挙。今季はロッテ・佐々木朗希投手(完全試合)、ソフトバンク・東浜巨投手に続いて3人目で、チームでは大洋時代の1970年6月9日のヤクルト戦(川崎)で達成した鬼頭洋投手以来、52年ぶり。また交流戦での達成は2012年5月30日の楽天戦(東京ドーム)での杉内俊哉投手(巨人)以来3度目。
今永は初回、ヌニエスと万波を連続三振に斬るなど最高の立ち上がり。2回2死から清宮に四球を与えたが、動じることなく谷内を右邪飛に仕留めた。直球の威力も、変化球の切れも抜群。5回までわずか62球で切り抜けると、後半も勢いは衰えなかった。
試合は0-0のまま投手戦が続いたが、9回に打線がようやく奮起、石川直から2死一、二塁の好機をつくると、宮崎が右中間を破る値千金の2点適時二塁打で援護した。
今永は7年目の今季、春季キャンプ中に左前腕の炎症により出遅れ。しかし5月6日に1軍復帰すると、同17日中日戦では9回121球を投げ4安打完封勝利を飾るなど、試合前の時点で4試合に登板して2勝負けなしの安定感を誇っていた。
(Full-Count編集部)