本塁上の“超クロスプレー”覆った判定に賛否「なぜブロックなのか」「これは妨害」
走者は本塁に触れていないが、コリジョンルール適用でセーフになった
■マーリンズ 2ー1 ナショナルズ(日本時間9日・マイアミ)
1点を追う場面で起きた本塁上でのクロスプレー。本塁生還を狙った走者はホームベースに触れていないとしてアウトと判定されたが、リプレー検証の結果、捕手が走者の走路を塞いだとしてセーフになった。走者はベースに触れたのか否か、捕手は妨害したのか否か――“超微妙”なプレーの判定に、ファンからは賛否両方の意見が上がった。
マーリンズのウィリアンズ・アストゥディーヨは8日(日本時間9日)に本拠地で行われたナショナルズ戦で、1点ビハインドの延長10回1死二塁にライト前ヒットを放った。二塁走者のジャズ・チゾムJr.は本塁生還を狙ってヘッドスライディング。左手を伸ばしてホームベースに触れようとしたが、相手捕手のキーバート・ルイーズにタッチされてアウトに。チゾムJr.は本塁に触れていなかったと球審は判断した。
しかし、直後に審判団はリプレー検証を実施。タッチプレーに関しては判定のままだが、ルイーズが走路を塞いだとしてコリジョンルールを適用し、判定はセーフに覆った。米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式ツイッターに動画を投稿すると、「なぜこれがブロックと見なされるのか分からない」「本当に捕手がプレートをふさいだと判定したの?」「際どいが、これは妨害だ」「しかも彼(チザム)はプレートにも触れている」「セーフに見える」と様々な見解がファンから示された。ちなみに試合は次打者のへスス・アギラルがタイムリーを放って、マーリンズがサヨナラ勝ちを収めた。