大谷翔平が指揮官に“粋な贈り物” 勝利球を手に笑顔「ショウヘイがくれたんだ」
メジャーで監督初勝利「クールなことだった。素晴らしい」
■エンゼルス 5ー2 Rソックス(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場。打っては逆転12号2ラン、投げては7回1失点で4勝目の躍動で、球団ワーストを更新していた連敗を「14」で止めた。フィル・ネビン監督代行にとっては“指揮官初勝利”。ウイニングボールについて問われると「ああ、手に入れたよ。ショウヘイがくれたんだ。私のものだって」と喜んだ。
リアル二刀流の独り舞台だった。マウンドでは2回に折れたバットが頭部付近を通過する冷や汗場面もあったが、動じず。3回2死三塁ではデバースを今季最速となる101.0マイル(約162.5キロ)で空振り三振を奪って雄叫びをあげた。今季最多の100球を投げ、7回4安打6奪三振2四球で1失点で4勝目を挙げた。
打席では、1点を先制された直後の5回1死一塁で高めフォーシームを一閃。2打席連発した5月29日(同30日)の本拠地・ブルージェイズ戦以来10試合45打席ぶりとなる逆転12号2ランで、6月は初アーチとなった。
5月25日(同26日)から続いていた長いトンネル。6月7日(同8日)には、ジョー・マドン監督を解任する荒療治をしながら、球団ワーストを更新していた。メジャーで監督として初勝利となったネビン監督代行は「クールなことだった。素晴らしいことだよ」と嬉しげ。ただ、シーズンは長く「でも明日に向けて準備しないとね」と勝って兜の緒を締めた。
(Full-Count編集部)