阪神のCS進出へ必要な“条件”とは? 井川慶が指摘する課題「打てれば勝てる」

阪神、オリックス、ヤンキースでプレーし日米通算95勝をマークした井川慶氏【写真:槌谷綾二】
阪神、オリックス、ヤンキースでプレーし日米通算95勝をマークした井川慶氏【写真:槌谷綾二】

阪神は交流戦で12勝6敗と大きく勝ち越し4位に浮上

 2022年の交流戦はヤクルトがパ・リーグ全球団に勝ち越す“完全優勝”で幕を閉じた。17日からは再びリーグ戦が再開される。阪神、オリックス、ヤンキースでプレーし日米通算95勝をマークした井川慶投手が古巣の戦いぶりを分析し、残りシーズンに向けた展望を語った。

 今シーズンの阪神は開幕からリーグワーストの9連敗を喫するなど最下位に低迷。だが、投手陣の踏ん張りもあり徐々に調子を持ち直すと、交流戦では12勝6敗と大きく勝ち越し、2位でフィニッシュした。交流戦前にあった借金も「12」から「6」に半減し、最下位を脱出している。

「序盤は苦しい戦いが続きましたが、直近の試合内容を見ても競り勝ち、逆転劇もあった。青柳、西勇、ガンケル、ウィルカーソンと先発陣が安定しているのが何より大きい。開幕の下振れがようやく、上振りになってきたと思います」

大黒柱の青柳はリーグトップの7勝、防御率0.98の活躍「両リーグを見渡しても今、一番いい投手」

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