秋山翔吾は再び輝けるか? NPB復帰1年目の野手成績は…新庄は自己最多安打
新庄は04年にハムへ移籍、自己最多の150安打をマークした
パドレス傘下3Aエルパソを今月16日(日本時間17日)に自由契約になった秋山翔吾外野手の広島加入が27日、発表された。西武で2019年まで9年間プレーした34歳の3年ぶりNPB復帰。果たしてかつてのような活躍はできるのだろうか。今回はメジャーでプレー、もしくは挑戦した後にNPBに復帰した日本人野手の1年目を検証する。
日本ハム・新庄剛志監督は阪神を経て2001~03年にメッツ、ジャイアンツ、メッツでプレー。04年に札幌移転1年目の日本ハムに移籍すると、自己最多の150安打をマークする活躍でベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した。
ロッテ・井口資仁監督はダイエーから2005~08年にホワイトソックスなどでプレー。ロッテに移籍した09年は126安打、19本塁打をマークした。2006~09年にマリナーズに在籍した城島健司は10年に阪神へ。全144試合出場で168安打、28本塁打、91打点、打率.303をマークし、ゴールデングラブ賞にも輝いている。6年間のメジャー生活を経て2018年に古巣ヤクルトに復帰した青木宣親は162安打、打率.327と健在ぶりを示した。
一方、2011年に5年ぶりにNPB復帰した岩村明憲は楽天で77試合出場にとどまった。カブスなどで5年間メジャーを経験した後に2013年に阪神に移籍した中日・福留孝介は故障の影響もあり63試合出場で42安打、打率.198と低迷した。
秋山は2020~21年にレッズで計142試合出場、71安打0本塁打21打点9盗塁だった。パドレス傘下3Aエルパソでは16試合で24安打3本塁打、打率.343と一定の成績は残した。シーズン途中でのNPB加入という難しさはあるだろうが、西武で通算1405安打、打率.301を残した打棒を新天地でも披露できるか。