連敗ストップが大谷翔平の「ルーティン」 米誌がエ軍に苦言「信頼できる脇役不足」
米スポイラ誌「スターに(チームの命運を)委ねてしまっている」
エンゼルスの大谷翔平投手はここまで投手として14試合に登板、8勝4敗、防御率2.44をマーク。6月9日(日本時間10日)のレッドソックス戦から5試合連続で白星を挙げている。低迷するチームにあって投打に奮闘する二刀流を米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ショウヘイ・オオタニがエンゼルスを沈まないようにさせている唯一の存在だ」と伝えている。
大谷は6日(同7日)に敵地で行われたマーリンズ戦に先発。7回を2安打10奪三振1失点(自責0)と好投し、打っては勝ち越しの2点タイムリーを放ち、チームの連敗を4で止めた。記事は「ショウヘイ・オオタニは今季のルーティンとなっていることをやってのけた。彼はまたもや歴史的な二刀流ショーでエンゼルスの連敗を阻止した」と解説した。
記事によると、6日(同7日)終了時点で大谷が登板した試合、もしくはホームランを放った試合のチーム成績は16勝11敗と勝ち越している。しかし、そうではない試合では22勝34敗と負けが込んでいる。「エンゼルスが勝つのは、多くの場合が昨年のMVPであるオオタニが何か素晴らしいことをした時。エンゼルスには信頼できる脇役が不足しており、スタープレーヤーに(チームの命運を)委ねてしまっている」と記事は指摘する。
実際、悪夢の14連敗を止めたのは大谷。6月9日(同10日)のレッドソックス戦で7回1失点と好投した。6回無失点投球だった6月16日(同17日)のマリナーズ戦では連敗を3で止め、8回無失点だった6月22日(同23日)も連敗を2で止めている。大谷の右腕がチームの希望の光になっている。
(Full-Count編集部)