元日本ハム・斎藤佑樹氏が始球式 球場沸く内角直球「球児のみなさんへの敬意を込めて」
斎藤氏は2006年に全国制覇を達成、開幕ゲームの始球式に登場
第104回全国高校野球選手権大会は6日、阪神甲子園球場で開幕した。第1試合の日大三島(静岡)-国学院栃木(栃木)の前には元日本ハムの斎藤佑樹氏が始球式を行った。
昨季限りで現役を引退した斎藤氏。ポロシャツ姿でマウンドに上がると、左打者の内角に威力のある直球を投げ込んだ。スタンドから大きな拍手が送られると両手を上げ応える場面もあった。
甲子園での登板を終えた斎藤氏は大会本部を通じ「この日のために練習してきた成果は出せたかなと思います。今年の3年生は入学以来、コロナ禍に苦しみながら、この日のために準備してきた世代です。そんな球児のみなさんへの敬意を込めて投げました。開幕戦を戦う球児のみなさんを近くで見て、本当にいい顔をしているなと感じました。甲子園がそうさせてくれたと思いますし、改めて僕も甲子園でプレーができてよかったです。新型コロナウイルス対策に苦心しながらも、大会を開催してくださった関係者のみなさまの努力にも心から感謝したいです」とコメントした。
斎藤氏は早実時代の2006年に夏の甲子園に出場し全国制覇を達成。決勝では田中将大投手(現楽天)を擁する駒大苫小牧と延長15回引き分け再試合の熱戦を演じた。
(Full-Count編集部)