40歳以上の現役選手の現在地 最年長は45歳福留、和田&青木は元気、内川は2軍で3割超
西武内海は今季限りでの現役引退を発表した
西武の内海哲也投手が今季限りでの現役引退を発表した。4月29日に40歳を迎えた左腕は、プロ19年間で通算135勝という輝かしい成績を残している。現在40歳以上で現役としてプレーしているのは、わずか11人。どんな活躍を見せているのだろうか。(数字は22日現在)
1軍でフル回転しているのはソフトバンクの和田毅投手。“松坂世代”最後の1人は登録抹消を繰り返しながらも、12試合で先発マウンドに上がって4勝をマークしている。ヤクルトの石川雅規投手は5勝をマークして通算182勝と、現役投手では最も通算勝利数を挙げている。オリックスの比嘉幹貴は中継ぎの一角として奮闘、能見篤史投手は投手コーチを兼任している。
野手ではヤクルトの青木宣親外野手の存在感が際立つ。57試合にスタメン出場し、また首位を走るチームの精神的支柱としても欠かせない存在だ。巨人の中島宏之内野手、DeNAの藤田一也内野手、阪神の糸井嘉男外野手は現在は出場選手登録を外れているが、勝負強い打撃が期待されている。
現役最年長の中日の福留孝介外野手はわずか22試合の出場にとどまり、6月13日に出場登録を抹消された。ウエスタン・リーグでは21試合の出場で打率.216、2本塁打、2打点だ。またヤクルトの内川聖一内野手はイースタン・リーグ49試合の出場で打率.343、3本塁打、26打点の成績を残しているが、若手が躍動するチームでなかなか出番を得られず。新型コロナの集団感染に見舞われた7月12日にようやく今季初昇格を果たしたが、6試合の出場で21日に登録を外れた。
実績も経験も豊富な“不惑”の選手たち。シーズンが佳境に入り、大事な場面での出番は増えていくのだろうか。