イチロー氏が「大好き」と語った日本の文化 渡米後に驚き「1回くらい振り返れよ」
相手が見えなくなるまで見送る日本人の姿勢に「そういう文化が僕は大好き」
マリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が26日(日本時間27日)、球団殿堂入りの記者会見を行った。自身の経験などを振り返る中で、日米の“お見送り”の違いに言及。相手が見えなくなるまで見送りをする日本人の姿勢に「そういう文化が僕は大好き」と語った。
イチロー氏はNPBで7年連続首位打者を獲得するなど圧倒的な数字を残すと、ポスティングシステムを利用して2001年にマリナーズ入団。日本人野手としては初めて海を渡ったが、文化や習慣の違いの中では“お見送り”の違いが印象に残ったようだ。
「アメリカの人って、ご飯食べに行ってまた明日ってするときに2度と振り返らないんですよ、サヨナラしたら。日本人って、みんなそうとは言わないけど、多くの人が最後見えなくなるまで見送る。で最後、もう1回振り返ってお辞儀をする」
習慣の違いを尊重しながらも「そういう文化が僕は大好きで『1回くらい振り返れよ』って思うね。それはよく思います」と語ったイチロー氏。「いいとか悪いとかじゃないけど、僕はそれが好きです」と強調していた。日米で頂点を極めたイチロー氏ならではの“経験談”だった。
(Full-Count編集部)