佐々木朗希の“大逆転”はある? 球界のエース山本由伸に挑む奪三振王争いの行方

ロッテ・佐々木朗希(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
ロッテ・佐々木朗希(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

優勝争いは大混戦…個人タイトル争いにも注目集まる

 2022年シーズンも最終盤を迎えた。9月10日終了時点で、パ・リーグは1位から5位までが「5」ゲーム差、さらに上位3チームが「1」ゲーム差と、史上まれに見る大混戦となっている。そんなペナント争いに注目が集まる一方で、個人タイトル争いも佳境に入っている。各部門で熾烈な争いが続く中、最多奪三振は球界を代表する若きエース2人による闘いとなった。

 現時点でトップに立っているのは、181奪三振のオリックス・山本由伸投手。防御率、勝利数、勝率でも1位と、いつものごとく打者を圧倒する投球を続けている。2位は完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手の162奪三振。3位のソフトバンク・千賀滉大投手は130奪三振となっている。

 順当にいけば、山本が3年連続でタイトルに輝きそう。しかし、奪三振率(9イニング平均の奪三振数)で見た場合、山本が9.58、佐々木朗が12.32。もし今後、山本が短いイニングで降板する試合が増えると、その差は一気に縮まる可能性もある。

 佐々木朗は疲労により10日の登板を回避したため、タイトル獲得は険しい道となった。しかし、山本の残りの登板回数次第では希望も見える。今後も球界を代表する両投手の登板から目が離せない。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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