カート・スズキが引退決断と地元紙報道 ハワイ出身日系3世、大谷翔平とバッテリーも
古巣・アスレチックス戦で最後の先発マスク「時が来た。夢にも思わなかった多くのことを成し遂げてきた」
エンゼルスのカート・スズキ捕手が現役引退を決断した。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が「エンゼルスの捕手カート・スズキが引退することになっている。16年のキャリアが幕を閉じる」と報じた。
ハワイ出身で日系3世のスズキは、16年間で計1632試合に出場して打率.255、143本塁打、729打点。オールスター出場や、ナショナルズ時代の2019年にはワールドシリーズ優勝を果たしている。2021年にエンゼルス入りすると、大谷翔平投手とバッテリーを組んだ。
同紙によれば、今季最終シリーズとなる古巣・アスレチックス戦で最後の先発マスクを被る予定。今後については「家族との時間を過ごした後、球界で働くことにオープンな姿勢だ」という。またスズキが「子どもたちはテレビで僕のプレーを見ることにワクワクしていた。そして今、彼らは僕に家に居てほしいと思っている。優先すべきはどんな時でも家族なんだ」「時が来たと感じている。ワールドシリーズ制覇もしたし、球宴に選ばれたこともある。夢にも思わなかった多くのことを成し遂げてきた。(人生の)次の章の時間が来たと感じている」などと話したことも明かした。
(Full-Count編集部)