大谷翔平の「1.93」、タイガースの「3.34」 “狂気の数字”をMLB公式が特集

タイガースのAJ・ヒンチ監督(左)とエンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images、ロイター】
タイガースのAJ・ヒンチ監督(左)とエンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images、ロイター】

ヤ軍ジャッジの「20」、元オリ助っ人の「21」…

 シーズンも佳境に差し掛かる中、MLB公式サイトが「2022年シーズンの狂気の数字」として、今季のMLBでチームや、選手たちが残した数字を紹介している。エンゼルス・大谷翔平投手の「1.93」、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の「20」など計22個が挙げられている。

 大谷については「1.93」という数値が紹介された。これは、ここ2シーズンでの投手として許した長打数に対する、同期間に大谷が打者として打った長打数の比率となっている。ここ2シーズンで打者としては147本の長打を放った一方、投手としてはわずか76本しか長打を許しておらず、許した長打のほぼ2倍の長打を打っているということになる。

「これは一般的に言及されることのない数字だ。なぜならオオタニ以前にはこんなバカげたことを調べる必要なんて全くなかったからだ。しかしこれもまた、史上最高の野球の才能であろう彼のここ2シーズンの素晴らしさを説明する方法の1つであろう」と述べている。

 ジャッジの「20」という数字は、リーグ全体の本塁打数で2位のカイル・シュワーバー外野手につけている差だ。ジャッジはここまで60本塁打放っており、2位以下を突き放す圧倒ぶりを表す数字だ。

 ア・リーグ中地区最下位に沈むタイガースの「3.34」という数字も紹介している。これは1試合あたりの得点数で、30球団でワースト。ア・リーグに属し、DH制があるなかで、これよりも低い数値でシーズンを終えたのは2010年のマリナーズ(3.17)と1978年のアスレチックス(3.28)だけだ。他にも、今季8月にナショナルズでメジャーデビューした元オリックスのジョーイ・メネセス内野手が約1か月半の間に放った長打数「21」や、昨オフにロッキーズと大型契約を結んだクリス・ブライアント内野手が、本塁打が出やすいとされる本拠地クアーズ・フィールドで放った本塁打数が「0」などの数字を紹介している。

(Full-Count編集部)

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