燕・高津監督、連覇に感慨「ゆっくり眠れそう」 立役者の村上に「宗、よく頑張った」

リーグ連覇を果たしたヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】
リーグ連覇を果たしたヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】

胴上げは7度「泣いてないです。涙はまだ取っています」

■ヤクルト 1ー0 DeNA(25日・神宮)

 ヤクルトは25日、本拠地・神宮球場で行われたDeNA戦に1-0で9回サヨナラ勝利。2年連続9回目の優勝を達成した。ルーキー丸山和の劇的サヨナラ打で優勝を飾り、7回宙に舞った高津監督。「きょうはゆっくり眠れそうです」と優勝インタビューで本音を漏らした。

 ゆっくりと歓喜の輪の中に歩を進め宙に舞った指揮官。「皆さんと同じくらい嬉しい。気持ちの整理がついていないが、みんなを信頼してやってきた。チームスワローズとしてあげた大きな1勝と思っています」とし、「こういう形でみんなホッとしている。きょうはゆっくり眠れそうです」と続けた。

 就任2年でリーグ優勝&日本一。今季も阪神との開幕戦で大逆転勝利。交流戦も制覇し、順風のスタートだったが、7月にコロナ禍が発生。「大変な時期だったが、なかなかチームの輪が崩れない。素晴らしいチームで戦えた結果、今日を迎えられた」と述懐。胴上げの際に目がうるんだようにも見えたが「泣いてないです。涙はまだ取っています」と語った。

 優勝の立役者である村上宗隆内野手はここにきて不振。「最近は後ろ姿が小さく見える」とジョークを交えた上で「7月も孤軍奮闘。よく頑張った。宗、よく頑張ったよ」と労った。

 1992年、93年に師と仰ぐ野村克也監督が成し遂げて以来のリーグ連覇。「優勝することは難しいが、連覇はもっと難しい。難しいことをやった選手にもう一度拍手を送ってください」と語り、「まだ高い壁が待っている。クライマックスシリーズをしっかり戦い、日本シリーズで本当に大きなヤマを乗り越えたい」とチーム初の2年連続日本一を見据えた。

(Full-Count編集部)

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