大谷翔平が残したメジャー史上3人目の記録 直近19登板の数字は“レジェンド級”
19登板で自責点22、154奪三振は過去にサンタナとカーショーしか成し遂げていない
■アスレチックス 3ー2 エンゼルス(日本時間6日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたアスレチックスとの今季最終戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季9敗目(15勝)を喫した。5回6奪三振1安打1失点と好投したものの、味方打線の援護なく白星はならず。チームもそのまま敗れて、今季最終戦を飾ることはできなかった。
初回を3者凡退に抑えた大谷はメジャー5年目で初の規定投球回(162回)に到達。すでに規定打席(502打席)に達しており、ワールドシリーズが始まった1903年以降の近代野球では史上初の“ダブル規定”の快挙を達成した。4回までパーフェクト投球。5回に犠飛で1点を失ったものの、5回を1安打に抑える好投だった。
今季最終登板でも好投を見せた大谷は、投手として今季28試合に先発して15勝9敗、防御率2.33の好成績を残した。特に今季4勝目をマークした6月9日(同10日)のレッドソックス戦からの成績はめざましく、米データ会社「コーディファイ・ベースボール」のツイッターは同戦からの19試合の登板で自責点はわずか22、そして154個の三振を奪っていることを伝えた。
「コーディファイ・ベースボール」によれば、マウンドの高さが15インチ(38.1センチ)から10インチ(25.4センチ)に下げられた1968年以降で、レギュラーシーズン中の19登板でこの自責点22、154奪三振を達成したのは、過去にサイ・ヤング賞に2度輝いたヨハン・サンタナ、同3度のクレイトン・カーショー(ドジャース)しかおらず、大谷で3人目という。
また、この19試合で大谷は12勝5敗、防御率1.67という驚異的な成績も残しており、6月9日以降で打者として23本塁打を放っている。許した自責点よりも、本塁打数の方が多いという、とてつもない成績となっている。
(Full-Count編集部)