元巨人イ・スンヨプ氏がKBO斗山監督に就任 3年2億円は韓国新人監督最高額、球団発表

韓国代表時代のイ・スンヨプ氏【写真:Getty Images】
韓国代表時代のイ・スンヨプ氏【写真:Getty Images】

韓国ではサムスン一筋に467本塁打…古巣ファンに理解求める

 ロッテや巨人などでプレーしたイ・スンヨプ氏が、韓国プロ野球(KBO)の斗山ベアーズの新監督に就任すると14日発表された。「スポーツソウル」など韓国の各メディアが報じている。条件は契約金3億ウォン(約3100万円)、年俸5億ウォン(約5160万円)。3年総額18億ウォン(約1億8600万円)は新人監督として韓国球界最高額だという。

 イ・スンヨプは韓国プロ野球最多の通算467本塁打、シーズン56本塁打を記録、2004年からはロッテ、巨人、オリックスと日本の3球団でもプレーし、8年間で159本塁打している。韓国ではサムスン一筋でプレー。現役時代には縁のなかった斗山で監督となることに驚きが広がっている。

 これまでプロでの指導経歴はない。2017年に引退後はKBOの広報委員や解説者を務めてきた。斗山は就任の理由を「イ・スンヨプ監督の名声ではなく、指導者としての哲学とビジョンに共感した。ベテランと若い選手の新旧調和を通して、チームを再上昇に導く適任者と判断した」と明らかにしている。

 またイ・スンヨプ新監督は「現役時代はファンの皆様から無限の愛を頂いた。指導者になって、その愛をお返ししなければという考えになってきた。悩んだ末での決断です。多くの声援をいただいたサムスンのファンには、ありがとうという言葉を必ず伝えたい」とし、古巣ファンに理解を求めている。

(Full-Count編集部)

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