481億円男が「ヤンキースのシーズンを救った」 粘投コールを辛口NYメディアが大絶賛

地区シリーズで7回2失点の好投を見せたヤンキースのゲリット・コール【写真:ロイター】
地区シリーズで7回2失点の好投を見せたヤンキースのゲリット・コール【写真:ロイター】

ア・リーグ地区シリーズは2勝2敗のタイ、エースのコールが勝利呼んだ

■ヤンキース 4ー2 ガーディアンズ(地区シリーズ・日本時間17日・クリーブランド)

 ヤンキースとガーディアンズが戦っているア・リーグの地区シリーズは16日(日本時間17日)、クリーブランドで第4戦を行いヤンキースが4-2で勝利、対戦成績を2勝2敗の五分とした。この中で決定的な働きをしたのが、総額3億2400万ドル(約481億3200万円)の巨額契約でプレーするエースのゲリット・コール投手だ。辛口で知られるニューヨークの地元メディアも、その働きを絶賛している。

 コールは先発し、7回を投げて被安打6、2失点と言う内容。8つの三振を奪った。序盤に打線が3点を先制。ガーディアンズは3回にラミレスの左前適時打、4回に先頭のネイラーが右中間へソロを放ったものの、その後はコールに抑えられた。

 米紙「ニューヨーク・ポスト」は「ゲリット・コール、ミッション完了」と題した記事で、「ゲリット・コールにとって、3億2400万ドルの必要条件は、ヤンキースのブルペンとシーズンを救うことだった」とヤンキースの現状を説明。その上でこの試合でのパフォーマンスを「コールは自身のミッションを遂行した。圧倒的ではなかったが、彼はそれよりも必要なことをこなした……へこたれなかった」と、粘り強い投球を絶賛した。

 プレーオフでのヤンキースは接戦続きで、このシリーズは第2戦以降休みのない連戦で組まれている。救援陣が手薄なヤンキースにとっては、この試合でコールが7回まで投げ、勝敗をタイに戻したことが何より大きいのだ。同紙によると試合後のアーロン・ブーン監督は「彼が終盤まで投げてくれたことにより、良い展開に持っていくことができた」とコメントしている。

 またMLB公式サイトによれば、コールは「このシリーズはまだ終わっていない。より大きな目標があるが、この瞬間を最高に楽しんでいる。(ポストシーズンが)続くのが待ち遠しい」と、さらに続くシーズンへ意気込みを示した。

 第5戦は17日(同18日)にニューヨークで行われ、勝者がアストロズとのリーグ優勝決定シリーズに進む。

(Full-Count編集部)

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