ロッテ吉井監督がこだわりの「21」背負う理由とは? 「期待する選手に渡したい」
ロッテでは2020年までは内が着用
ロッテの吉井理人新監督が18日、ZOZOマリンスタジアムで就任会見を行った。背番号は現役時代にも着けていた21に決定。ユニホームに袖を通した新指揮官は「身が締まる。1年ぶりに(ユニホームを)着たんですけどいいなと思います」と笑顔で感想を語った。
21は近鉄、メッツ、ヤクルト時代などに背負った番号。ロッテでは2004年から2020年まで内竜也投手が背負っており、引退後は空席だった。「当初は侍ジャパンと一緒の81にしようと思ったんですけど、(既に)付けている人がいて、空いている番号を見ると空いていたので、自分で選びました」と決まった理由を明かす。
背番号への思いについて問われると、「今は(思いは)あんまりないんですけど、選手時代は地元の先輩である東尾修さんに憧れて21をつけたいなという思いでプレーしていました。その番号がたまたまマリーンズでは空いていまして、しかも誰も付けたがらないので、1回私が付けて、期待する選手に渡したい」と語った。
吉井氏が現役時代ロッテでプレーした際の背番号は24。2007年6月にオリックスからトレードされ、引退するまでの半年間背負った。「一応私も、マリーンズOBで、現役時代は全くチームの勝利に貢献できなかったんですが、今度はチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張っていきたい」。ロッテでは初の21となるが、親しんだ番号を背に、タクトを振るう。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)