中日の不名誉な「62」、歴史の扉開けた「5」と「12」 今季生まれた“驚異の数字”
ノーノー達成「5」人は1942年以来82年ぶりの快挙だった
今季のプロ野球でもさまざまな記録が生まれた。ヤクルトの村上宗隆内野手は王貞治氏を上回る日本人最多の56本塁打を放って史上最年少の3冠王となり、ロッテの佐々木朗希投手は史上16人目の完全試合を達成した。そんな中、ほかにも多くの“驚異の数字”があった。
無安打無得点試合の達成は「5」。佐々木朗だけでなく、ソフトバンク・東浜巨投手、DeNA・今永昇太投手、オリックス・山本由伸投手、日本ハムのコディ・ポンセ投手で、シーズンに5人が成し遂げたのは1942年以来82年ぶりの快挙だった。
佐々木朗は、連続完全投球イニング「17」、連続奪三振「13」、セイバーメトリクスの指標で分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、直球の平均球速「158.4」など驚くべき記録を連発。村上の「5」打席連続本塁打も日本記録だった。
日本ハム・加藤貴之投手がシーズンを通じて与えた与四死球は「12」。規定投球回に到達した投手では、1950年の阪急・野口二郎の記録を72年ぶりに更新し“制球王”として存在感を示した。ヤクルト・石川雅規投手は「21」年連続勝利を達成。入団1年目からに限ると史上3人目となった。
巨人では「8」投手がプロ初勝利をマーク。今季はBクラスの4位に沈んだが、若い力が躍動したことは来季への光といえる。一方で、6年ぶりの最下位に沈んだ中日は、12球団最少の「62」本塁打にとどまった。本拠地が広いバンテリンドームとはいえ、打線に迫力がなかったことは否めなかった。最下位からの浮上には、この数字をいかに上積みするかもカギになってきそうだ。
(Full-Count編集部)