初対戦で「どうやって当てるんだ?」 千賀に衝撃…元助っ人たちが活躍を確信するワケ
NPBで対戦経験のあるロメロ、ジョーンズ、オグレディが米メディアに証言
メッツと契約合意したと伝えられている千賀滉大投手の活躍に、元助っ人たちも太鼓判を押している。米メディアに語っているのは、オリックスと楽天時代に対戦したステフェン・ロメロ外野手、WBCでの対戦経験もある元オリックスのアダム・ジョーンズ外野手、今季西武でプレーしたブライアン・オグレディ外野手。特に「お化けフォーク」は、強烈な印象を残したようだ。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、千賀の代名詞でもあるフォークが「ゴースト・フォーク(お化けフォーク)」と呼ばれていることを紹介。「ボールが、フッと消える」と表現し、その体験談を3人の元助っ人にインタビューしている。また、あるスカウトが千賀のフォークを「世界一かもしれない」と言ったと伝えている。
NPBで5年間プレーしたロメロは、初対戦でフォークを空振り。ダグアウトに戻って、「どうやってあの球に当てるんだ?」とつぶやいたと明かしている。「(彼の)速球と(フォークは)そっくりなんだ。ほぼノーチャンスだ」と、改めて「お化けフォーク」の強烈すぎるインパクトを伝えている。
超大物助っ人として愛されたジョーンズも、千賀に衝撃を受けた1人だ。「彼はものすごくエグい。持ってるものはメジャークラスだよ」と評している。実は、2017年のWBCでも侍ジャパンと米国代表として顔を合わせており、日本での再会後に「再び対戦できるのを待っていた」と声をかけられたエピソードを明かしている。
オグレディはフォークだけではなく、最速161キロの直球とのコンビネーションに感銘を受けた。「彼は本当にいいものを持っているよ。直球は速いし、スプリットもエグい。それらの組み合わせが本当にキツい。スプリットが高いところからスタートするから、それが高めの直球なのか、落ちるスプリットなのかの区別がつかず、空振りしてしまう。彼がスペシャルなのはそこだよ。メジャーでもしっかり安定した先発投手になると思うよ」と太鼓判を押している。
元助っ人たちが口を揃えて「エグい」と証言する千賀の「お化けフォーク」。メッツとは5年7500万ドル(約102億4000万円)の大型契約を結ぶと報じられており、期待の高さがうかがえる。メジャーナンバーワンの資金力があり、世界一を本気で狙うメッツで、どのような活躍を見せるのか今から楽しみだ。
(Full-Count編集部)