計1418発“超重量打線”もメジャー9位 ジャッジ残留でも…ヤンキース予想スタメン
今季はメジャー2位の807得点も「後半戦に入って、打線全体が失速した」
9年総額3億6000万ドル(約478億円)の超大型契約で、悲願だったアーロン・ジャッジ外野手との再契約に成功したヤンキース。今季はジャッジがア・リーグ新記録の62本塁打を放ったこともあり、打線はメジャー2位の807得点を叩き出した。主軸は引き留めたものの、MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は、来季の予想スタメンを全30球団で9位の評価にとどめている。
記事では、今季の打線の躍進の理由にジャッジとマット・カーペンター内野手の活躍を挙げた。「カーペンターがバリー・ボンズを彷彿とさせる活躍をしたからだ。後半戦に入って、打線全体が失速した」と、カーペンターの故障離脱などで、終盤戦はジャッジ頼みになっていたことを指摘している。カーペンターはFAでパドレスに流出、ジャッジも「2022年のような活躍を見せることは難しいだろう」と辛辣だ。
ジャッジは引き続き「2番・右翼」と予想されている。その後ろを通算283本塁打のアンソニー・リゾ内野手、通算378本塁打のジャンカルロ・スタントン外野手、通算266本塁打のジョシュ・ドナルドソン内野手らが固め、実績だけ見れば超重量打線と言えるだろう。9人のメジャー通算本塁打を足すと計1418発にものぼる。一方で新戦力はなく、昨季途中に加入したハリソン・ベイダー外野手が「1番・中堅」として、どれだけ機能するかはキーポイントになりそうだ。