球史に残る強烈“インフレ”FA市場…トップ10総額で2585億円 首位はジャッジの468億円
コレアを最後に、今季のFAトップ25が全員契約…その内容を精査すると
ジャイアンツ、メッツと2度の契約“白紙”を経たカルロス・コレア内野手が、昨季1年間プレーしたツインズと再契約したことで、メジャーリーグのFA戦線はほぼ終息といった状況だ。米スポーツ局「ESPN」は、公開していたFAランキングの上位25選手が全員契約を結んだと伝えている。急激な“インフレ”市場とも伝えられた今オフのFA契約トップ10をみてみよう。
インターネットで最大のスポーツチーム&選手契約情報サイト「Spotrac」の情報によれば、トップは昨季62本塁打したアーロン・ジャッジ外野手がヤンキースと再契約した9年総額3億6600万ドル(約468億円)。以下、ドジャースからフィリーズへ移籍したトレイ・ターナーの11年総額3億ドル(約384億円)、レッドソックスからパドレス入りしたザンダー・ボガーツの11年総額2億8000万ドル(約358億円)と続く。
上位10人で、なんと総額20億2150万ドル(約2585億円)という巨額が動いたことになる。さらに短期契約のベテランは、総額が小さくなるためこのトップ10には含まれていない。11位のジャスティン・バーランダー投手はメッツと2年契約で総額8666万6666ドル(約110億8000万円)。年俸では今オフのFA選手でトップの4333万3333ドル(約55億4200万円)を得ている。