年下なのに…朗希＆宮城が恒例の“宇田川イジリ”　ダル投げ終わりで「帰ろう」

ダルビッシュも宮崎キャンプで「手の届かないところに行ってしまった」

　野球日本代表「侍ジャパン」の宇田川優希投手（オリックス）が2日、バンテリンドームでの合同練習で中日相手に登板した。2回を投げ、1安打1四球3奪三振無失点で最速は154キロだった。この日、登板予定のなかった投手陣はバックネット裏の観客席で見学。宇田川は佐々木朗希投手（ロッテ）と宮城大弥投手（オリックス）から、「ダルビッシュさんが投げ終わったら帰ろう」とイジられていたことを明かした。

　ダルビッシュ有投手（パドレス）の後、4回から登板した宇田川は、先頭のビシエドを中飛に打ち取ると、アキーノ、高橋周を連続三振。5回は山浅に右前打、アルモンテに四球を与え、犠打で1死二、三塁のピンチを背負ったが、細川を153キロ直球で三振。後藤も二ゴロに抑えピンチを脱した。最速は154キロを計測した。

　登板後、宇田川は「真っすぐでピンチの場面を抑えられた。自信があるからこそできたのかな」と納得の表情。ただ、安打後の四球には「本番だと追い込まれることもあるので、できる限り無駄な走者を出さないようにしたい」と反省も見せた。

　2月22日の宮崎キャンプでブルペン入りした際には、ダルビッシュから「自分の手の届かない所に行ってしまった」と言われ、2月25日のソフトバンクとの壮行試合後には、佐々木が「試合で抑えた後から凄い口数が増えたなと思いました」と話すなど、もはや恒例化している“宇田川イジリ”。ただ、それも愛されている証拠。ダルビッシュ降板後も、後輩たちはネット裏からしっかり見学していた。

（川村虎大 / Kodai Kawamura）