侍J、韓国戦負け→残り全勝でも1次R敗退の可能性 初戦の波乱がもたらす“影響”
三すくみの場合、当該チーム間の失点率、防御率、打率、抽選の順で決まる
野球日本代表「侍ジャパン」は10日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」で、韓国との第2戦に臨む。侍ジャパンは9日の中国との初戦に8-1で快勝した一方、韓国が豪州に7-8で敗れる波乱があった。この結果が回り回って、日本が韓国に負けられない状況になっているのだ。
大会前には日本と韓国の2強と見られていたプールBが、韓国の敗戦で複雑になった。韓国が順当に豪州に勝っていれば、仮に日本が韓国に敗れても、残り試合をすべて勝てば韓国(4勝0敗)、日本(3勝1敗)の順で2位通過が可能だった。しかし、韓国が豪州に敗れたことで、日本が韓国に敗れると1敗で3か国が並び、そのうち1か国が敗退する可能性が出てきている。
大会のルールを見ると、三すくみの状態になった場合は当該成績で決め、それでも同じ場合は失点率、防御率、打率、抽選の順に順位が決定する。失点と自責点は少ないほう、打率は高いほうが有利。防御率で考えると、同じ失点でも適時打で失うよりも失策で失うほうがお得ともいえる独特のルールだ。何はともあれ、韓国にしっかりと勝ちきることが重要になってきそうだ。
(Full-Count編集部)